履修履歴データの社会的な有効活用について

履修データセンターは、履修履歴データを貴重な公共的財産と考え、
所定の手続きを経て審査で認められた団体には、履修データを無償で提供しています。
※提供するデータからは個人の特定につながるID等のデータを削除しております。
 また、個人の特定を試みるような利用は一切認められていません。

様々な団体が履修データを活用して個人の可能性を高める動きが広がっています。

提供先

■ 内閣府
目的:企業が求める人材および企業人の学びニーズと現役学生の履修行動の相関を分析し、
人材育成の需要と供給のマッチング状況を把握する。
■ 公益財団法人日本数学検定協会数学検定協会
目的:履修の現状を把握し、学習意欲を向上させて将来の社会人生活を充実させる。
■ 株式会社パフ
目的:個人の履修状況を分析して、個人と企業のマッチング精度を高める。
■ 株式会社SIGNATE
目的:社会ニーズの高いデータサイエンス・AI人材の産業界における効果的育成方法の検討や、
企業へのマッチングロジックの開発が可能かを検討する。
■ 株式会社人材研究所
目的:企業が求める人材と履修科目の相関を分析する。
■ 株式会社Andalucia
目的:企業が求める人材と履修科目の相関を分析し、学びの促進につなげる。

このような団体に有効に活用されることにより、個人の履修の価値がより高まることや、
個人の学びの選択肢と利便性が高まることなどが期待できます。

提供先の決定と提供方法

提供先は下記手順によって決定されています。
①希望する団体から履修データセンターに提供申請書を提出
データの提供を希望する団体は、所定の様式に提供希望理由(利用目的)を記載した上で
履修データセンターに提出して頂きます。

②履修データセンターにて申請書を確認
履修データセンターでは受け付けた申請書を確認し、特に問題がなければ検討会議へ諮ります。

③有識者検討会議による審査
有識者による検討会議を開催し、希望団体の利用目的などから提供可否を審査します。
[開催時期]
原則として年1回 例年は秋頃に開催
[審査内容・該当条件]
・大学教育その他専門教育を阻害せず、または歪みを与えない団体・事業であること
・学生(及び社会人)の学ぶ意欲を阻害しない事業に用いること
・履修履歴データベースのインフラ化を阻害しない団体・事業であること

④確認書の提出
審査に通った団体には、上記条件内容を厳守することを明記した確認書に記名、押印の上で提出して頂きます。
※個人を特定するような利用の可能性がある場合は、弊社が調査の上、直ちに提供を停止します

⑤データの提供方法
確認書の提出を受け履修データセンターはメディアに格納したデータを希望団体に提供します。

提供データの内容

履修履歴データベースに登録されたデータから個人の特定につながるID等のデータを削除し、
学校・学部・学科・講義名・評価・単位数などだけにしたデータです。
上記の通り、個人の特定を試みるような利用は一切認められていません。

これらを踏まえた上でなお、登録された履修履歴データの削除を希望される場合は、
下記連絡先にデータ削除を要望する旨とログインID・パスワードを記載してご連絡ください。
   連絡先:info@dscenter.co.jp
※クローズされた年版の登録データは既に退避済みです。運用負荷の点から削除対象外となりますのでご了承ください。